香港でのワーキングホリデー(ワーホリ)プログラムは2010年に日本人の方も参加できるようになり毎年多くの方が参加しています。このプログラムに参加するには、ワーキングホリデー(ワーホリ)ビザを申請して取得する必要があります。
香港のワーキングホリデー(ワーホリ)ビザを申請するためには、一定の条件を満たす必要があります。
主な条件として以下の7つが挙げられます。
1つ目が香港のワーキングホリデー(ワーホリ)提携国のパスポートを保有していることです。香港のワーキングホリデー(ワーホリ)は日本を含む14カ国のみの間で提携されています。
2つ目は、ワーキングホリデー(ワーホリ)ビザを申請している間は自国に居住している必要があることです。ですので、日本人の方は、ビザ申請中は日本に滞在していなければなりません。
3つ目は、ビザ申請時の年齢が18歳以上30歳以下であることです。香港渡航時にこの年齢を過ぎていても問題はありませんが、香港のワーキングホリデー(ワーホリ)は承認の通知を受け取ってから3ヶ月以内に入国する必要があるので注意が必要になります。
4つ目は、香港滞在期間中において生計を維持することのできる十分な資金の資産証明を提出することです。具体的には、20,000香港ドル以上保持していることが望ましいとされています。
5つ目は、医療保険、健康保険(入院を含む)など滞在時の全ての期間の医療費をカバーすることのできる保険に加入することです。香港は医療費が高額ですので、病気やけが、事故やトラブルに巻き込まれたり、思いもよらず加害者になるリスクもあるため、万が一の時のために備えておく必要があります。
6つ目は、過去に香港でワーキングホリデー(ワーホリ)ビザの発給を受けていないことです。どの国でも共通して言えることですが、ワーキングホリデー(ワーホリ)ビザは、人生で1度しか使用することができません。
7つ目は、扶養家族を同伴させないことです。ワーキングホリデー(ワーホリ)ビザでは配偶者の方やお子様の家族ビザを申請、取得することはできないので、扶養家族の同伴は認められていません。
以上の申請条件を満たすことができたら、申請の準備に進みます。香港のワーキングホリデー(ワーホリ)ビザは、駐日中国大使館・領事館または、香港にある香港イミグレーションで申請します。ビザ申請をするには、申請書を準備する必要があり、香港イミグレーションのウェブサイトからダウンロードができます。申請書には個人情報や滞在予定、滞在目的などの記入をします。ビザ申請書以外には、 有効なパスポートのコピー、残高証明・英文の銀行残高証明書(銀行残高20,000香港ドル以上)、カラーの顔写真(55×45mmのカラー写真)、医療保険加入証明書(滞在期間をカバーする医療保険に加入していることの証明)、往復航空券のコピーまたは同等の金額の経済証明(約10万円の銀行残高証明書)を用意する必要があります。
全ての書類を提出してから2〜3週間で基本的にはビザが許可されます。ビザが許可されると香港イミグレーションでシール(ラベル)が発行され、それをパスポートに貼り、香港に入国することでワーキングホリデー(ワーホリ)ビザが有効となります。現地にあるビザ専門会社に申請の手助けをしてもらうことで直接香港イミグレーションにビザ資料の提出が可能になり、ビザ取得後に発行されるビザシールなどの各種書類も国際宅急便を利用して日本の自宅に届けてもらうことができるのでそのようなサービスを利用することもおすすめです。
香港でのワーホリビザの申請プロセスは、一定の条件を満たし、必要な書類を準備して申請を行うことから始まります。ビザが承認されると、香港での滞在を楽しむ準備が整います。申請手続きや条件については、変更される場合があるので香港のイミグレーションのウェブサイトなどを利用してご自身でも詳細を確認しましょう。